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映画 『SAYURI』と『ロストイントランスレーション』 [映画の話]

『ラストサムライ』や『硫黄島からの手紙』のように、海外で日本を題材にした映画がよく作られるようになりました。

そのような種類の映画で、『SAYURI』『ロストイントランスレーション』を最近見ました。
どちらも前から見たいなと思っていたので、期待大でした。
結果は、SAYURIは期待以上、ロストイントランスレーションはちょっと期待通りくらいでした。

まず、SAYURIの感想から。
チャン・チィイー演じる千代(後のさゆり)が芸者として生きていく姿を描いた映画です。
ひとつひとつの出来事が短くまとめられていて、それらがテンポ良く次から次へと出てくるので、2時間ちょっとありましたが、まったく飽きませんでした。
無駄なシーンがなくて、それでいてさゆりの生き様や、他の人物の感情も上手く表されています。
芸者のシーンや、風景も美しく、おそらく忠実に表現されていると思います。
現代の日本人にも馴染みが薄くなった芸者の世界を、これだけ描くには相当な下調べが必要だろうなと感じました。
見て損はしない映画だと思います!

そして、ロストイントランスレーション。
こちらは異国の地・東京で知り合ったハリウッド俳優と、同じホテルに滞在していた結婚したばかりの写真家の妻の物語です。
不倫の映画ではありませんよ。
流れの速い東京の街とは対照的に、二人の関係はゆったりと流れていきます。
東京や日本人も”それなりに”描かれているんではないでしょうか。
ラストが、盛り上がりに欠けるかな?と思いましたが、
この映画には合った終わり方だったような気がします。

どちらも良い映画ですよ☆

SAYURI

SAYURI

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2006/07/05
  • メディア: DVD

ロスト・イン・トランスレーション

ロスト・イン・トランスレーション

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • 発売日: 2004/12/03
  • メディア: DVD

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コメント 2

ken

「SAYURI」はネタの無くなったハリウッドが目をつけたアジア題材の映画の
中では秀逸な作品だったと思います。
「ロスト・イン・トランスレーション」は中年男にはたまらない映画でした。
一種のファンタジーと言ってもいいかな?
確かにどちらもいい映画ですね。
by ken (2007-03-18 11:27) 

red_leaves_white_snow

kenさん、こんばんは。
SAYURIはハリウッドが作製した日本の映画としては、
本当に秀逸な映画だと思います。
また見たいですね。
ロストイントランスレーションは、たしかに中年の方たちには
好まれる作品かもしれませんね。

nice!ありがとうございました。
by red_leaves_white_snow (2007-03-18 23:21) 

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