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仙丈ヶ岳 -後半- [山の話]

さて、小仙丈ヶ岳からも稜線歩きで、仙丈ヶ岳を目指します。
このあたりからは、仙丈ヶ岳特有の『カール』という地形が見られます。
このカールがとーっても好きなんです♪
雄大なのに、静かな感じ。何とも言えない、雰囲気です。


しばらく歩くと、仙丈小屋への分岐です。
10年前は無かった立派な小屋ができていました。
仙丈小屋からはもっと大きなカールが見えるんですが、ガスも出てきたし、
終バスに間に合わなくなりそうだったので、あきらめて仙丈ヶ岳を目指しました。

この頃から、だんだんガスが出てきました・・・
結局、山頂では、真っ白!
晴れていたら、富士山も見えるのに。
ちょっと残念ですけど、これも山の楽しみの1つですね。


で、バスの時間があるので、すぐに来た道を引き返します。
くどいようですが、バスの時間があったので、山では、遅い人が先頭を歩くのがセオリーだと思うのですが、
少しペースを作った方が良いかな、と思って先頭を歩きました。
が、同行者のペースがイマイチ上がりません。

やばいなぁと思いながらも、ひたすら下っていきます。
そして山小屋のおじさんと別れた『大滝頭』。
時計の針は15:15。
おじさんは、「1時間あれば余裕で下山可能」と言っていました。
バスは16:00出発。
ビミョーです。。。
ちょっと休憩して、(しているヒマはないはずですが、)
気合いを入れて下っていきます。

結果は、、、
途中で15:55になって、地図で確認するとまだ15分くらいかかりそうなのであきらめました。
ここからは、楽しく話ながら下って、16:35に北沢峠に着きました。

やっぱあのおじさんのペースは速いんですね。
結構頑張ったのに、1時間20分もかかってしまいました。
これでも相当速いペースだと思います。
ご注意あれ。

次のバスは、翌日の始発;7:20。
今回はテントも寝袋も持っていないので、北沢峠の山小屋『長衛荘』に素泊まりしました。
こんな形で山小屋を利用するのは初めてです。

素泊まりだけでは、気が引けたので夕食も頼みました。
10年以上山に登っていて、初めて山小屋の食事をいただきました。
自分たち以外に、6人のおじさんグループと若い男女だけでした。
この時期に素泊まりできるなんて、奇跡だそうです。
(普段ならば、予約でいっぱいらしい。雨に感謝!?です。)
みんなで囲んだ夕食は、話も盛り上がって本当に楽しいひとときでした。

もう一つ、雨に感謝!?の写真を載せます。
長衛荘前の林道と山肌のところに池が出来ていました。
大雨でないと現れないという池。年に2、3回らしいです。

長衛荘の人、「この池にはクジラはいないけど、ラッコはいるよ♪」
実は、真ん中の倒木のコト(笑)

夜はぐっすり寝て、翌朝、少し散歩してバスに揺られて無事に帰路に着きました。

奇跡的に天候に恵まれて、それなりに楽しい山行でしたが、
日程は余裕を持って立てる、という基本が出来ていなかったために、予定外になってしまいました。
反省点です。
でも仙丈ヶ岳は緑が多くて、やはり最高でした。
ただ、10年前にあふれていた高山植物は激減・・・
シカやサルが食べてしまったそうです。

最後にコースタイムを載せます。
仙丈ヶ岳に日帰りで行かれる方は、朝一番のバスで行くとゆったりです。
あとは、長衛荘で泊まって、仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳の両方を行くパターンもオススメです。
(小屋に泊まっていた他の方たちはこのパターンでした。)
長衛荘で荷物も預かってくれるみたいなので、軽装で登られてはどうでしょうか??

(途中に約1時間おきに5~10分の休憩がありますが、省略します)
9:05 北沢峠
11:00 大滝頭
11:30 森林限界
12:30 小仙丈ヶ岳
13:15 仙丈小屋分岐
13:35 仙丈ヶ岳山頂
13:47 山頂出発
14:06 仙丈小屋分岐
14:40 小仙丈ヶ岳
15:00 森林限界
15:15 大滝頭
16:35 北沢峠
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ぜろこ

こんにちは。
気持ちの良さそうな、さわやかな写真ですね。
遅い人を先頭にするのは、サイクリングの時でもそうですね。
先頭と最後尾に面倒が見れる経験者を走らせて、
初心者は先頭の人のすぐ後ろくらいを走ってもらいます。
歩きでも自転車でもセオリーは同じなんですね(^^)

山小屋の食事は、中学1年の登山で燕岳に登ったときに食べましたが
そういう団体の食事とは、また違うんでしょうね。
by ぜろこ (2006-07-29 12:01) 

red_leaves_white_snow

ぜろこさん、nice!とコメントありがとうございます。
ぜろこさんの言われる通りですね。
初心者の方が人のペースについていくのは、結構きついです。
(自分も初めはヘトヘトでしたぁ)
だから自分のペースで歩けるように先頭を歩くか、
ペース配分の上手な経験者のすぐ後ろを歩くのがベストだと思います。

燕岳に登られたことあるんですね~
今年の夏こそは、北アルプスに行きたいですね
by red_leaves_white_snow (2006-07-29 23:12) 

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