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川端康成 『雪国』 [その他の雑談]

『国境の長いトンネルと抜けると雪国であった』

あまりにも有名な川端康成『雪国』の冒頭。

このトンネルとは上越線で下ると、群馬県と新潟県の県境・三国山脈があり、
群馬県利根郡と新潟県南魚沼郡へ抜けるために谷川岳の下を掘った”清水トンネル”のことです。

以前、旅行したときに知って以来読みたかった雪国。
ようやく読み終わりました。

恥ずかしながら初めて読んだ川端康成の作品。
事象を事細かに文字として表すのではなく、読み手の想像力を使って読んでいく印象でした。
なので、登場人物の感情や場面を考えながら読んでいくので、とても時間がかかりました。
ラストも、”えっ、ここで終わり!?”という感じで、この先どうなるかを知りたくなりますが、
終盤の展開が、島村と駒子の将来を巧みに暗示していると思います。

ここ数日、各地で雪が降り続いています。
雪景色を思い浮かべながら、『雪国』を読んでみてはいかがでしょう。
タグ: 川端康成
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お茶屋

親友の出身が谷川岳付近ということもあり、
すっごく大好きな場所にひとつです☆
by お茶屋 (2009-01-13 13:49) 

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