散りゆく花 [季節の話]
日本人であって本当に良かったと思う、この季節。
正確に言うと、日本人としての繊細な感性をまだ失っていないことに、歓びを感じているのかもしれない。
北風に耐えながら春の到来を待つ茶色の幹に、脈々とした力強さを感じる、
割れんばかりのつぼみを見て、気持ちを弾ませる。
青い空の下、満開に咲き誇るピンクのドレス、
夜は、酒の香りとともに妖艶な姿を魅せる。
新芽の合間に残る、一輪の花びらが微笑みかける、
アスファルトには、無数の花びらがカーペットを織りなす。
そして、新緑に身を包み、初夏の到来を告げる
桜・・・
死者の魂が眠る場所に咲いたとされる花。
その悲しげな美しさ。
私たちに、思い出して欲しいと訴えかけるように
毎年、同じ季節に同じ場所で美しい姿を見せてくれる。
いつもでもこの感動を堪能できるこころを持ち続けたい
今年もありがとう
散り行く桜に日本人の心を確かめる…。素晴らしい。
桜吹雪のなか歩いたり、ピンク色のじゅうたんみたいなところを歩いたりと一年に一回の楽しみです。
「桜」の題名の歌が多いのも日本人ならではでしょうか。
by サラダ (2006-04-14 19:36)
テンコさん、こんばんは。
やはり日本人は桜が大好きですね。
桜の色は、ピンクでもない、白でもない、まさに『桜色』。
あの淡い色にも和の心を感じますね。
by red_leaves_white_snow (2006-04-14 20:51)